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呼吸ケア指導士の魅力とは

高齢化社会が進む中呼吸障害を持つ患者数も増えており、それらに対応するための幅広い知識と技術を持つ人材が必要とされていますが、不足しているのが現状です。

呼吸ケア指導士はまだ新しい資格で、呼吸ケアに関する最新の専門知識と臨床技術を取得し、地域における指導的な役目を担える将来有望な資格です。
看護師が呼吸ケアの専門スキルを身に付けることで医療施設内での業務の幅が広がるほか、訪問介護や在宅看護でのニーズにも対応が可能になります。

呼吸ケア指導士は日本呼吸ケア・リハビリテーション学会が認定する資格で、同学会の会員を3年以上継続していることが必要ですが、臨床経験の必要性はありません。
また、同学会が認定する講習会や学術集会への参加や学術論文の発表などで、50単位以上の単位取得が必要です。
認定審査には筆記試験はなく、指定期間内に申請書類と添付書類を送付し、書類審査の後、約5ヶ月後に結果が発表されます。
資格取得までには講習会などの参加料や審査料、認定料が必要で、約半年から1年の期間を要します。
この資格は初級、上級とステップアップができる仕組みになっており、前述した講習会などの参加や論文の発表などにより400単位を取得することで、上級資格の申請が可能になります。

呼吸ケアのスペシャリストとして現場で活躍するには、現場での経験を積み、新しい情報や技術を獲得するための講習などへの参加を積極的に行い、専門スキルを磨く努力を続けることが重要です。